撮影時の露出

< 露光時間を考察する >

まず、分かりきったことであるが露出計は役に立たない。

何か基準にと言っても、オーロラの明るさはその時により異なる。

まあ、炒飯を作るときの塩・胡椒のさじ加減のようなものだ。

ISO400のフィルムを入れた状態で、

F2.8のレンズを使って30秒を標準設定にすればよい。

あとは段階露光が成功の秘訣。

通常の場合、15秒、30秒、60秒と1段毎に3パターンくらい撮っておく。

もちろん、パターンが多いほど成功率が高い。

人の影が出る程、極端に明るい場合(1/4秒、1/2秒、1秒、2秒)や、

薄らとしか出ない場合(30秒、60秒、90秒)は臨機応変に対応する。

2分以上の長い露光だと、ではなくになることを頭に入れておきたい。

露出にデリケートなポジでも、昼間の撮影と違って、

1段や2段くらい飛んでも、

それなりに写っているのでそれほど神経質にならないでもよい。

下記の表を参考に、露出を組んでみよう。

単位は秒(sec)
ISO 400
ISO 800
F1.4
4, 8, 15
2. 4. 8
F1.8 or F2
8, 15, 30
4, 8, 15
F2.4 or F2.8
15, 30, 60
8, 15, 30
F3.5 or F4
30, 60, 120
15, 30, 60
F4.5 or F5.6
60, 120, 240
30, 60, 120

3通りのシャッタースピードを順番に、できるだけ多く撮影して下さい。
枠内色付きは推奨組み合わせです。赤に近いほど高い推奨度です。

  

 

 

inserted by FC2 system