Carl Zeiss Booth
ZF LENS
(新製品情報をお届け致します)
ニコンのボディに装着された新生のZF広角レンズ
今回、超広角が2本誕生しましたので、早速ご案内致します
Distagon T* 18/3.5 ZF
10月7日の発売が既に決まっている Distagon T* 18/3.5 ZF
フィルター径は大きくとってあるが全長が短いので寸詰まりな感がある
至近距離での周辺改善に有効なフローティング機構を搭載
F3.5ながら安定したフレア低減設計も魅力
Aperture range | F3.5-22 |
Number of elements / groups | 13/11 |
Focusing range | 0.3m-inf. |
Image ratio at close range | 1:12 |
Filter thread | 82mm |
Weight | 470g |
Dimensions / length | 87mm/84mm |
付属の花形バヨネットフードを装着したところ
側面から見るとこんな感じである
ZFディスタゴン18mm
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京セラディスタゴン18mm
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京セラのディスタゴンとレンズデザインを比較してみよう。まず、F4からF3.5への大口径化のために前群に1枚多くレンズを配している。また、後玉の口径ももそれに伴い大きくなっている。ここで面白いのが双方のフレアカットの仕組み。京セラは絞り羽根の前にあるレンズに切れ込みを入れることで余分な反射光をカット。ZFでは京セラより前の位置に絞りを配することで、有効的にフレアを防ぐ構造となっている。絞れば相当なフレアカット効果が予測できるが、開放で使った時にどのような結果が出るかは使ってみてのお楽しみである。最短撮影距離はどちらも30cmである。全体的にコントラストが高く、周辺まで安定しているのが試写で分かる。 |
Distagon T* 21/2.8 ZF
長くから発表が待たれていた Distagon T* 21/2.8 ZF
全体的な形状バランスは良いと思う
至近距離での周辺改善に有効なフローティング機構を搭載
このレンズの特筆に値するところは、素晴らしい発色とコントラスト
かなり分かりやすく作品に反映されている
個人的にはイチオシのレンズ
Aperture range | F2.8-22 |
Number of elements / groups | 16/13 |
Focusing range | 0.22m-inf. |
Image ratio at close range | 1:5 |
Filter thread | 82mm |
Weight | 600g |
Dimensions / length | 87mm/109mm |
付属の花形バヨネットフードを装着したところ
プロトタイプではフードは18mmと同じ規格である
21mmは海外先行発売で、早くとも年末から年明けあたりの見込み
日本国内での発売は来年春頃になりそうだ
ZFディスタゴン21mm
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京セラ21mm
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京セラのディスタゴンとレンズデザインを比較してみよう。同じF値ということもあり、後郡にやや変化があるものの、大きなデザインの変貌はない。それだけに、完成された光学系とも言えよう。ZFの最短撮影距離0.22mは京セラを意識したかどうかは定かでないが、同じスペックになっている。ツァイスのレンズは発色が良いのは百も承知だが、ZFの21mmはそれでも驚くほどの色再現を実現している。レンズの形状よりも硝材に重点を置いて設計されたことが伺える。驚くほどのエッジの切れは試写をご覧頂きたい。 |
2つのディスタゴンを並べてみた
フードを逆かぶせにした状態
以上、ツァイスブースのZF関連を速報にてお届けしました